2023年4月20日、ドナルド・トランプ前大統領は、サウスカロライナ州で開催されたタウンホールで、ビットコインに関して前向きな見解を示しました。
司会者のローラ・イングラハム氏が、ビットコインが分散化された通貨であり、特に若者の関心を集めていると指摘したことを受けて、トランプ氏は次のように述べました。
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「私はドルが好きですが、多くの人がビットコインを使っています。率直に言って、ビットコインは独自の文脈の中で成長しています。おそらく何らかの規制は必要でしょうが、多くの人がビットコインを受け入れています。ビットコインで支払いたいと考える人も増えており、興味深いことが起こっています。ビットコインと折り合いをつけていくことはできるでしょう。」-----
2021年6月時点では、トランプ氏はビットコインを「詐欺のようだ」と批判的な立場でしたが、現在までにかなり態度が軟化しています。大統領の立場ではなくなったことで、個人的な感想を述べやすくなったとの指摘もあります。2024年の米大統領選挙では、仮想通貨やCBDCに関する政策も争点の一つになると考えられています。トランプ氏はCBDCについて、国民監視につながるリスクを指摘し、強く批判する姿勢を取っています。一方、現職のジョー・バイデン大統領も民主党の有力候補とされています。仮想通貨や中央銀行デジタル通貨に関する両陣営の政策動向が注目されます。
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オリジナルNFTを定期的にリリース
ドナルド・トランプ氏は、これまで仮想通貨に懐疑的な意見を保ちつつもNFT(非代替性トークン)には参入していた。2022年12月に、初のNFTトレーディングカードコレクションをリリースした際には、わずか数時間で完売している。
それまでNFTについての知識は特になかったが、あるグループが提案したアートを気に入り、「売れそうだ」と直感したと背景を語った。